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女からしか人間は花咲かない☆【女性の強さってなんだろう?インドネシア】

出産ギフトのオムツケーキ&布ナプキン専門店プティラドゥのsaccoです

読書ノートをパラパラ読み返していたら、以前図書館で借りて読んだ古い本
【女の文化人類学】 という本から抜き書きしたものが出てきましたペン

この本は、色々な国の女性の生き方に関する事が書かれていたのですが、
私、中でも感動したのが「インドネシアの女」

サブという小島の文化なのですが、
私生児を生むことは恥とされません
娘の両親は、簡単に人間を得られたことを喜んで盛大な祭宴を催します
(面倒な結婚式や、それにかかる費用が省かれたことが嬉しい人もいるようです

東部インドネシアでは、めずらしく性関係の自由な社会で、離島のライジュアでは
娘のために母屋の脇に小屋を作ってやり、自由に相手を持つことを許しています

性の話題が暗黙の了解で(特に親子間で)タブーとされている日本では、
考えられないですよねあは

ウィにのルールに従うと、子供は男であっても、女であっても、母親の身分を継承します。
日本にいまだに根強い、「女はいったん結婚したらどんなに苦労しても、一生一人の夫に添い遂げるべき」という発想は全くみられません

なぜ母系が重視されるのか
「女からしか人間は花咲かない」

と強く伝えられているから

彼らの結婚式の内容は、死と再生の象徴に満ち満ちています
人間の本質ですね

女性の「強さ」って、必ずしも「経済的な自立」ではないと思います(必要なのかもしれないけれど、ね)

インドネシアの女性は、いくらでも自活の道が開かれているので
私生児を産んでも、簡単に離婚しても、
積極的に仕事を見つけ子供を扶養していくことが出来るそうですが、
それは「女からしか花咲かない」という、
強く伝えられている文化がベースにあるからなんですね

「離婚しても、離婚経験者はより簡単に次の配偶者を見つけることができる」
とも書かれていました
女が強いから、男は要らないって訳ではないんです

この辺が、現代の日本の女性と違いますね
「自立」のベースが違うから、女性として生まれた自分の本質も見ず
男と同等になって、働く、働く、働く
「男は要らな~い
って得意げに言ってる方もいらっしゃいますよね

初婚年齢の高齢化、初産年齢の高齢化、不妊の増加、子宮トラブルの激増・・・
知らず知らずに、自分自身の女性性否定になっちゃってます

あくまでも、女の本質は「産む事」(子宮ベース)
全ての事はそこから始まっているという、素敵な文化だなぁ~
と思ったのでした

この本、他の国も面白かったので読書ノート読み返して、
またご紹介しますね~~

女の文化人類学―世界の女性はどう生きているか/弘文堂

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